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原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡る文献調査が進む北海道寿都町で、調査に反対する越前谷由樹町議(69)が23日、10月に予定される任期満了に伴う町長選への立候補を正式表明した。「文献調査を撤回し、町民が主役のまちづくりを進めなければいけない」と語った。調査応募に踏み切った片岡春雄町長(72)も既に6選出馬の意向を示しており、文献調査の賛否を問う一騎打ちの選挙戦となる公算が大きい。【源馬のぞみ、高橋由衣】
越前谷氏は23日、記者団や支援者らを前に「核のごみの受け入れに反対で、独断的な片岡町政にも疑問を感じた。核のごみに何としても立ち向かい、寿都町と町民を守らなければならないと思い、出馬を決意した」と語った。文献調査の撤回方針を国に伝えて交付金を返還し、住民自治を定めた基本条例を制定するなどの公約も示した。調査に反対する住民団体「子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会」と連携して活動する。
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