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ワクチン職域接種、受け付けストップに「え?」 自治体にも影響

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新型コロナウイルスワクチンの職域接種で、接種後に経過観察で待機するJR西日本の社員=大阪市阿倍野区で2021年6月21日午後2時40分、菱田諭士撮影
新型コロナウイルスワクチンの職域接種で、接種後に経過観察で待機するJR西日本の社員=大阪市阿倍野区で2021年6月21日午後2時40分、菱田諭士撮影

 新型コロナウイルスワクチンの職域接種について、政府は25日午後5時で申請受け付けを一時停止する。申請を済ませていても、いつ接種を実施できるか分からなくなるケースが出ており、企業や大学などに困惑が広がった。申請件数の急増に供給が追い付かなくなったためで、再開のめどは立っていない。自治体の接種でも供給の遅れが生じつつある。

中小企業に余波「中止するしか…」

 「ワクチンが間に合わなければ、職域接種は中止にするしかない」。東京都内のある工業組合の幹部は声を落とした。

 特に一時停止の影響を受けるのは中小企業。職域接種は従業員1000人以上が対象で、中小企業は他社などと連合する必要があり、申請に時間がかかるためだ。この組合は、接種を希望する会員企業約100社1500人分を取りまとめて22日に申請したが、政府の職員から「申請しても接種まで1カ月かかる。予定通り開催できるか分からない」と回答されたという。

 7月中旬に実施するつもりで既に会場や医療従事者を確保してしまったため、24日は対象企業に1社ずつ電話して「実施が決まればまた案内文を出す」と伝える作業に追われた。

 約30の医療・福祉施設を運営する医療法人さくらライフグループ(東京都)は、申請から実施まで中小企業を支援するサービスを22日に開始したばかりだった。担当者は「来週から作業を本格化する予定だったが、停止せざるを得ない」と話す。「仮に7月中旬ごろに受け付けが再開されて、すぐ申請したとしても接種開始は8月。そのころには…

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