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「2種目出場は回避を」 陸連がスプリンターの権利を制限する事情

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男子100メートル決勝、4位でフィニッシュ後、手をたたく小池祐貴=ヤンマースタジアム長居で2021年6月25日、久保玲撮影
男子100メートル決勝、4位でフィニッシュ後、手をたたく小池祐貴=ヤンマースタジアム長居で2021年6月25日、久保玲撮影

 複数の個人種目で代表切符を手にしても、出場できるのは一つのみ? 日本陸上競技連盟は男子短距離の東京オリンピック代表に対し、複数の条件を満たさなければ五輪本番では100、200メートルのどちらかに出場種目を絞るよう求めている。100メートルの代表争いは25日夜の日本選手権(大阪)決勝でハイライトを迎えるが、日本陸連が選手の権利を制限する戦略を選んだ事情とは。

 100、200メートルの両種目にエントリーしている有力選手はサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)、小池祐貴(住友電工)、桐生祥秀(日本生命)の3人。サニブラウンと小池は両種目で東京五輪参加標準記録を突破しており、日本選手権で3位以内に入れば五輪出場権を獲得する。2017、19年の日本選手権で、ともに2冠を達成したサニブラウンは24日の100メートル準決勝は苦しいレースになったが、「決勝はしっかり準備して、優勝をかっさらいたい」と強気な姿勢を崩さない。

「2冠」を逃すと…

 しかし、100メートルで優勝を逃すと、2位や3位で代表権を獲得しても、二つの個人種目出場の可能性は低くなる。…

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