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東芝経営問題

経営が迷走している東芝の一部株主に対し、経済産業省が圧力をかけていた疑いが出てきました。

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東芝、不信根深く 永山氏再任否決 「重し」死守できず

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株主総会に出席する株主ら=東京都新宿区で2021年6月25日午前9時15分、井川諒太郎撮影
株主総会に出席する株主ら=東京都新宿区で2021年6月25日午前9時15分、井川諒太郎撮影

 25日の東芝の定時株主総会は、取締役会議長候補だった永山治氏(中外製薬名誉会長)ら取締役2人の再任案が否決される波乱の結果となった。企業統治の支柱になっていた永山氏の退任で「物言う株主」の影響力が強まるのは必至で、東芝経営陣は難しい対応を迫られそうだ。

 「候補者番号2番(永山氏)および4番(公認会計士の小林伸行氏)については、過半数の賛成を得られず否決されました」。約2時間40分に及んだ株主総会の最後に、議長役の綱川智社長は淡々とした口調で議決内容を明らかにした。

 永山、小林両氏が株主のターゲットになったのは、今月10日に明らかになった「圧力問題」への対応が不適切だったと判断されたためだ。公表された外部弁護士の報告書は、東芝と経済産業省が一体となり、株主に不当な圧力をかけたと認定。監査委員として、過去の調査でこの問題を見過ごした小林氏と、議長・指名委員長として適切な経営監視ができなかった永山氏の再任に対して、海外の有力議決権行使助言会社は「けん制機能が働いていない」と反対の意向を表明していた。筆頭株主のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントも「企業統治の抜本改善」を求める声明を出していた。

 東芝経営陣としては、永山氏は…

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