「ハゲタカ学会」がオンライン化 手軽な研究業績、注意呼びかけ

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写真はイメージ=ゲッティ
写真はイメージ=ゲッティ

 研究者の参加料収入が目的とみられる粗悪な国際学会が、新型コロナウイルスの流行に伴いインターネット上で「バーチャル学会」を開催している。こうした粗悪な学会は「ハゲタカ学会」と呼ばれ、世界各地で開かれていた会合が、オンライン化された形。研究者は渡航費を負担することなく、より手軽に「国際学会で発表した」という研究業績を得られるようになった。専門家は研究者らに注意を呼びかけている。

 国際学会での発表は、学術誌での論文発表と共に研究業績の一つに数えられる。通常の学会主催者は、発表に値するか発表概要を事前に審査するため、参加が難しい国際学会も多い。一方ハゲタカ学会は、掲載料を目的にずさんな審査で論文を掲載するネット専用の粗悪学術誌「ハゲタカジャーナル」(ハゲタカ誌)と同様にチェックがずさんで、実質的には参加料を支払えば発表できる。

 ハゲタカ学会の特徴は、無関係の複数分野にまたがる学会を合同で開く▽参加を勧誘するメールを不特定多数の研究者へ送る――などだ。…

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