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バイデン政権2021

第46代米大統領となったバイデン氏。分断された国内や不安定化する国際情勢にどう対応するのでしょうか。

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ハリス氏が不法移民対策の現場視察 共和党から「うわべだけ」と批判

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メキシコとの国境付近で不法移民対策の現場などを視察した後、記者団の取材に応じるハリス米副大統領=2021年6月25日、AP
メキシコとの国境付近で不法移民対策の現場などを視察した後、記者団の取材に応じるハリス米副大統領=2021年6月25日、AP

 米国のハリス副大統領は25日、メキシコとの国境にある南部テキサス州エルパソで、不法移民対策の現場などを視察した。3月に移民対策の責任者を任された後、国境の現場を訪れていないことを野党の共和党から非難されていた。ただ、視察先には過剰収容が指摘されてきた未成年者の保護施設が含まれておらず、共和党からは「苦しむ子供たちを見るべきなのに、うわべだけの視察だ」(クルーズ上院議員)とさらに批判が起きている。

 ハリス氏は税関・国境警備局(CBP)の施設などを回り、少人数の未成年の移民や非政府組織(NGO)関係者らと面会した。視察後には「思いやりのある対応が必要だ」と記者団に述べた。共和党の批判に対しては「3月から国境に来る計画はあった」と反論した。一方、具体的な対策については「(移民出身国での)暴力や汚職、食糧問題などの根本的な原因に対処しなければ、国境で起きることは変わらない」と指摘した。

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