障がい者とともに作る「シブヤフォント」 字体に味わい、意匠に採用

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障害のある人たちと桑沢デザイン研究所の学生とのアート活動から「シブヤフォント」が生まれてきた=東京都渋谷区で2021年6月10日、長谷川直亮撮影
障害のある人たちと桑沢デザイン研究所の学生とのアート活動から「シブヤフォント」が生まれてきた=東京都渋谷区で2021年6月10日、長谷川直亮撮影

 「水野さん、描けたよ。見て、見て」「きれいなピンク色だね」。東京都渋谷区の福祉作業所「ふれんど」で障害のある人と専門学校「桑沢デザイン研究所」の学生がアート活動を通して創作する。ここから手書きで独特な味わいのある字体や、色鮮やかでユニークなパターンデザインの「シブヤフォント」が生まれる。多くの企業の商品、建築物などで意匠として採用され、注目を集める。

 「シブヤフォント」は、2016年に渋谷区の土産物づくりのプロジェクトがきっかけで生まれた。区内の福祉施設と同校の学生らでアイデアを出していた時、「障害者の書いた文字が独特でデザインとして面白いのでは」と着想。手書きの文字を学生が加工してフォントデータを作ることになった。17年に3種類の「シブヤフォント」が初めて完成。その後、手書きの絵から作ったグラフィックパターンも加え、タンブラーやエコバッグな…

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