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リハビリからスポーツへ 変化するパラ報道に危惧も どうあるべき?

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インタビューに答える日本パラリンピック委員会の河合純一委員長=東京都中央区で2021年5月17日、幾島健太郎撮影
インタビューに答える日本パラリンピック委員会の河合純一委員長=東京都中央区で2021年5月17日、幾島健太郎撮影

 東京パラリンピックが8月24日に開幕する。常に光が当たるオリンピックと違い、パラリンピックが国内でよく報じられるようになったのは20年ほど前からだ。その間、報道の捉え方も「障害者が集う催し」から「純粋なスポーツの祭典」へと大きく変化してきた。パラアスリート界からは「五輪との差別がなくなった」と歓迎する声が大きいが、障害福祉に関する議論を望む声もある。「パラリンピック報道」はどうあるべきなのか。【春増翔太、五十嵐朋子】

報じられなかったメダリスト

 日本パラリンピック委員会委員長で全盲の河合純一さん(46)は、初出場した1992年バルセロナ大会の競泳で銀と銅計5個のメダルを獲得したが、現地にテレビや新聞の取材は来なかったという。「仲間がビデオで撮ってくれた映像が、後でテレビで放送された記憶がある」と苦笑いする。

 河合さんは2012年ロンドン大会まで6大会に連続出場し、金5個を含む計21個のメダルに輝いた。現役時代の報道を振り返って「五輪は(新聞の)運動面で、パラは社会面と言われたが、私の頃は記事になることが第一で中身はその次。『障害を乗り越えた』と決まりきった切り口の記事も多かった」と語る。

 転機は98年冬季長野大会だった…

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