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海洋生物からコロナ治療薬を 「天然由来」基礎研究に夢 北大教授

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海洋生物から感染症治療薬を開発する研究について語る酒井隆一教授=函館市港町で2021年6月23日午前10時46分、真貝恒平撮影
海洋生物から感染症治療薬を開発する研究について語る酒井隆一教授=函館市港町で2021年6月23日午前10時46分、真貝恒平撮影

 自然の中から新型コロナウイルス感染の治療に役立つ物質を見つけようとしている研究者がいる。北海道大大学院水産科学研究院(函館市)の酒井隆一教授(60)は、この道約40年の海洋生物学者。新薬開発のみならず「研究を通し、生物多様性の大切さを伝えたい」と夢を語る。

 酒井教授の専門は海洋応用生命科学。細胞をコロナウイルスの攻撃から守る効果がある生物由来の成分を特定・抽出する研究が、昨年度の国の国際緊急・調査支援プログラムに採択された。

 2008年に北大に着任し、同大人獣共通感染症国際共同研究所(札幌市)との共同研究で、これまでに約390種類の海洋生物を採取して分析。このうち主に海底に生息する海綿動物など約30種類から取り出した物質に、ウイルスの毒性を弱める作用を確認できているという。「今後も続くウイルスとの戦いには、新薬が欠かせない。天然の生物から開発に成功する前例を作れれば」と意気込む。

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