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<活字を楽しむ>
(春日太一・著 ミシマ社、1980円)
「聖地巡礼」といえば、最近は漫画やアニメに登場する場所をファンらが訪れるイメージを思い浮かべることが多いと思うが、本書は時代劇で撮影された場所巡りを指す。京都・滋賀の神社仏閣など計41カ所を2020年に計12日間、実際に訪れ、写真とともにその場所を紹介する。時代劇が好きな人ならば、きっと見たことがある光景も多いのだろう。
1990年代に小学生だったころ、夕食時などにテレビで時代劇を見ていたことを思い出す。ほとんどの視聴者がそうだろうが、どこで撮影されているのかは特に意識もしていなかった。驚いたことに、時代劇の中の「江戸の景色」の大半は京都や滋賀で撮影されているらしい。本書を読めば、そのことにも納得できた。
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