作業絵図、林業遺産に 江戸城再建 奥山での伐採、搬出を詳しく 高崎の旧家所有 「歴史的価値高い」 /群馬

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絵図に描かれた鼎伐りなどの場面
絵図に描かれた鼎伐りなどの場面

 高崎市倉渕町の旧家が所有する江戸時代の「川浦山御用木御伐出絵図(かわうらやまごようぼくおきりだしえず)」(1990年市指定重要文化財)が、県内で初めて一般社団法人「日本森林学会」の「林業遺産」に登録された。江戸城再建のために行われた奥山での作業工程が生き生きと描かれており、学会は「近世幕藩体制下の林業の様子を伝える貴重な資料」と高く評価している。【佐藤伸】

 川浦山は、高崎市倉渕町の烏川と相間川両水系の上流部に挟まれた位置にあり、当時は幕府が直轄する御林と、住民が採草・採木に使用した「入会林(いりあいりん)」と呼ばれる共用林が混在していた。伐採事業は1833(天保4)年に計画され、翌34(同5)年から37(同8)年にかけ、御林で行われた。事業の100年以上前の1716(享保元)年に幕府が山検分したとの史料もあり、現代とは「時間軸」が大きく違うこともう…

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