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武力路線、米軍と衝突リスク/平和路線、民意が強い拒否感
中国の習近平指導部は7月1日の中国共産党創建100年を前に、台湾への統一圧力を増している。ただ米国が台湾への軍事的関与を強めていることもあり、武力統一はリスクが大きい。平和統一には台湾の民意が強い拒否感を示しており、習指導部は具体的なシナリオを描けていない。
「台湾は中国の一部だ。私は中国を愛する」。中国系香港紙「文匯報」(電子版)は25日、台湾市民が上海にある共産党の記念館を訪れ、掲示板にこう記したと報じた。党創建100年を前に各地で中台交流イベントが開かれ、統一に向けたキャンペーン報道が増えている。中国政府が25日に発表した政党制度に関する白書でも「台湾独立勢力を抑え込み、祖国統一の大業を推進する」と明記した。
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