自民が掲げる「女性活躍」の本気度はどうなの 三浦瑠麗氏に聞く

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三浦瑠麗さん=東京都千代田区で2021年2月26日、藤井太郎撮影
三浦瑠麗さん=東京都千代田区で2021年2月26日、藤井太郎撮影

 「この宣伝車が来たら『この戦いは負けだ』と相手が思うような車にしたい」。自民党の二階俊博幹事長の提案で誕生した党女性局の街宣車が東京都議選で本格稼働した。それにしても、大きなピンクのリボンにガラス張りのデザインには違和感がぬぐえない。自民党が掲げる「女性活躍」は大丈夫か。自民党の勉強会に講師として招かれたこともある国際政治学者の三浦瑠麗氏に女性活躍について詳しく聞いてみた。【菅野蘭/デジタル報道センター】

女性活躍はお飾りなのか

 ――「女性活躍」を掲げた2014年の第2次安倍改造内閣では女性閣僚が5人、党三役の政調会長に稲田朋美氏が入っていました。現在、菅内閣の女性閣僚は2人、党三役はゼロです。街宣車はパフォーマンスに過ぎないのではないでしょうか。

 ◆「女性活躍」という視点では、自民党は他の政党と比べても出遅れてスタートしていると思います。まず自民党の「女性局」の役割について考えてみましょう。1人の政治家を、大臣や派閥の長などに育てるには、青年局長や部会長などのポジションを経験させる必要があります。実際、現青年局長は女性です。ですが、そうした女性を起用する権限は女性局にはありません。政策に女性の視点を入れること、有権者に女性重視をアピールすること、…

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