「私だって人間。死刑は怖い」筧千佐子被告 判決前に動揺も 記者に語る

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上告審判決の直前に記者と面会する筧千佐子被告(イラスト・上條理枝)
上告審判決の直前に記者と面会する筧千佐子被告(イラスト・上條理枝)

 高齢の男性と結婚、交際を繰り返し、遺産目的に毒殺したとされた被告の逮捕から6年半。京都、大阪、兵庫の3府県で起きた青酸化合物による連続殺人事件で29日、筧(かけひ)千佐子被告(74)の死刑判決が確定する見通しになった。毎日新聞の取材に、極刑を受け入れる覚悟を示してきた被告。しかし、上告審判決を前に大阪拘置所で面会した記者には「私も人間。死刑は怖い」と漏らし、動揺する様子を見せた。

 記者は6月に3回、大阪拘置所(大阪市都島区)で被告と面会。名刺を示して取材の意図を伝えた上で、計約1時間にわたりやり取りした。

 面会室にTシャツ姿で現れた被告は目元のしわが以前よりも目立ち、髪は肩のあたりまで無造作に伸びて真っ白だった。記者を「先生」と呼んで冗談を交えながら話す一方、耳が悪いとして質問が聞こえないとアクリル板をたたいた。

 新型コロナウイルスの感染防止対策でマスクを着用していたが、「ぜんそく持ちだから息苦しい」とたびたびマスクをあごまで下ろし、…

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