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藤原章生のコロナになりました/上 ホテル着から急転、入院に

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コロナ感染がわかった直後の4月29日夕、自宅で横たわりながら自らを撮影した
コロナ感染がわかった直後の4月29日夕、自宅で横たわりながら自らを撮影した

 「まさか、自分が」。やはり、甘く見ていたのか。4月、新型コロナウイルスに市中感染し、重症のギリギリ手前までいった体験を、何かの一助になればとお届けします。【藤原章生】

前触れは1回の空ぜき やがて高熱と筋肉痛

 4月27日は私の60歳の誕生日だった。ピンクムーンと呼ばれる満月のその日、私の体内でコロナが一気に暴れ始めた。

 その朝、目覚めると、珍しく空ぜきが出た。たった1回の前触れだ。調子はさほど悪くない。前日、東京南部の自宅と都心を自転車で往復した際、少し肌寒く空気が乾いていたので、喉をやられたのかと思った。その日は年長の女友達に還暦祝いの昼食をごちそうしてもらう予定だった。正午。中華を食べ始めると急に調子が悪くなり、1時間で切り上げた。後で知るが、間仕切り越しの食事だったためか、彼女は感染せずにすんだ。

 午後2時に帰宅し、熱を測ると37度台前半。全身がだるいのですぐに床に入るが、その時点でも「コロナのはずはない」と根拠なく思い込んでいた。へんとう…

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