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樹齢を重ねた壮麗な杉並木の参道が人々を迎え入れていた。
古くから、女性の生涯の幸せを守る神様として尊ばれてきた唐松神社。縁結び、子宝、安産、子どもの健やかな成長を願い、全国から年間約6万人の参拝者が訪れる。拝殿内には唐松神社での祈願後に、赤ちゃんを授かった人々によって奉納された新旧無数の鈴が掲げられ、幾世代にもわたる信仰心を表している。
江戸期には毎月8日、女性が集い参拝する慣習が生まれ広がった。「唐松講中」とも「唐松八日講」とも言われる。明治から戦前にかけて最盛期を迎え、人々が信仰を深める原点となり、生きる芯棒となっていった。
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