21年路線価 観光客減影響、大幅下落 感染収束見据えた動きも /岐阜

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
6月にホテルの建設工事が始まったJR高山駅近くの空き地。東京の業者が感染の収束を見据えて手掛ける=岐阜県高山市花里町4で2021年6月28日、大竹禎之撮影
6月にホテルの建設工事が始まったJR高山駅近くの空き地。東京の業者が感染の収束を見据えて手掛ける=岐阜県高山市花里町4で2021年6月28日、大竹禎之撮影

 国税庁が1日に公開した2021年の路線価(1月1日現在、1平方メートル)で、県内約5000地点の標準宅地評価基準額の平均変動率は20年比1・4%減となり、現在の計算方法になった10年以降12年連続で下がった。減少率は全都道府県の中で静岡県(1・6%減)に次いで大きかった。専門家は、新型コロナウイルスの感染状況が名古屋など大都市圏並みに厳しかった上、観光客が激減した高山市の「古い町並」で12・7%減少したことが平均変動率を押し下げたと分析。一方、感染の収束を見据えた動きも出てきたとみている。【黒詰拓也】

 JR高山駅から約600メートルの距離で、古い町並の中にある高山市上三之町の上三之町下三之町線通りは、20年に10・0%増加したものの21年は12・7%減少した。県の地価公示代表幹事を務める不動産鑑定士の小池育生氏によると、旺盛だったホテル用地の需要が、感染拡大に伴う観光客の減少で落ち込んだことが背景にある。

この記事は有料記事です。

残り1171文字(全文1580文字)

あわせて読みたい

注目の特集