80年ぶり再発見の「承久の乱」絵巻、高野山「龍光院」に寄贈

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承久の乱について描かれた「承久記絵巻」=和歌山県高野町高野山の龍光院で2021年7月1日午前10時24分、藤原弘撮影
承久の乱について描かれた「承久記絵巻」=和歌山県高野町高野山の龍光院で2021年7月1日午前10時24分、藤原弘撮影

 鎌倉幕府と朝廷が戦った「承久の乱」(1221年)を描いた「承久記絵巻」が、かつて所蔵していた高野山の塔頭寺院「龍光院」(和歌山県高野町)に寄贈された。2020年、約80年ぶりに再発見したことを京都文化博物館(京都市)が明らかにしていたもので、同館の特別展で展示された後、寺の信者という所有者が龍光院に持参した。森寛秀住職は「大事に守っていきたい。将来的には皆さんに見てもらえる機会が得られれば幸せだ」と話した。

 「平家物語」をはじめとした中世の4大軍記物語の一つ、「承久記」を基に描かれた絵巻。龍光院が所蔵し、1939年に京都での展覧会に出品された記録が残るが、その後所在不明になっていた。特別展を企画する中、同館学芸員だった長村祥知・富山大講師(日本中世史)が、所有者を確認した。

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