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障害と芸術~言葉を超えて

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障害と芸術~言葉を超えて

/1 音楽でコミュニケーション 即興演奏、全身で楽しむ /島根

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 5月23日、江津市総合市民センター(同市江津町)のステージ。イベント「にぎやかな日々」の音楽祭が始まろうとしていた。トロンボーンを持った男性が現れて音を出し、続いて女性がスライドホイッスルで応える。バイオリンとフルートが両袖から登場し、ピアノ、打楽器、琴が加わって、楽しげな音の会話は徐々に曲に変わった。楽器を持たない男性が舞台に上がり、踊るように体を動かし始めると、踊るような即興音楽になった。観客席に向かって呼び掛ける。「やってみたい人、いますか?」

 ダウン症の加藤大熙(ひろさと)さん(21)は既に席を飛び出し、舞台下で指揮を始めていた。舞台に導かれ、ゆっくり大きく両手を振った。音楽もゆっくり大きく進行。ちょうど90秒で締め、加藤さんは演奏者たちに一礼、バイオリン奏者に握手を求めて喜びを表し、観客席から大きな拍手をもらった。

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