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うみやまリレーダイアリー

徳島に来た人たちの目に、この地はどのように映っているのだろう。徳島で暮らす人たちに日々の暮らしの感想をつづってもらう。

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神山町に移住 なかむらあけみさん(45)=ジャーナリスト /徳島

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神山町が運営する施設「鮎喰川コモン」。地元産の杉の建築よりも、スタッフがハブとなり、ゆるやかに地元住民と移住者や、幼児から小中高生まで多様な層をつなげている点が魅力
神山町が運営する施設「鮎喰川コモン」。地元産の杉の建築よりも、スタッフがハブとなり、ゆるやかに地元住民と移住者や、幼児から小中高生まで多様な層をつなげている点が魅力

 <徳島で暮らしてみれば>

「あきらめ」の少ない田舎町

 農業用麦わら帽や蚊取り線香を売っている町のスーパーの冷蔵庫に、東京のデパ地下並みに欧州産ビールがずらりと並んでいる。ここは「田舎の都会」と揶揄(やゆ)する人も多い神山町だ。そう、私は神山に移住した。

 移住者の中には、海外からの人や留学経験者も多く、頭の上を英語やドイツ語が飛び交っていても、地元の子どもたちは気にも留めない。標準語率も高く、田舎なのに都会的な空気感がある。ここは明らかに徳島であって、徳島ではない。

 ただ、私がここに引っ越しを決めたのは、その都会性ではなく、引っ越し前に接したこの町の人たちや組織に「あきらめ」を感じないからだった。

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