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山口FG会長解任の舞台裏 新銀行計画に特定コンサル重用か

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会長兼最高経営責任者(CEO)の“解任”問題に揺れる山口フィナンシャルグループの本店=2021年7月3日午後2時31分、反田昌平撮影
会長兼最高経営責任者(CEO)の“解任”問題に揺れる山口フィナンシャルグループの本店=2021年7月3日午後2時31分、反田昌平撮影

 山口銀行(山口県下関市)と北九州銀行(北九州市)、もみじ銀行(広島市)を傘下に持つ山口フィナンシャルグループ(FG、下関市)で6月下旬、会長兼最高経営責任者(CEO)の吉村猛氏(61)の再任を株主総会後の臨時取締役会が否決した。行員も寝耳に水の“解任劇”。新たにCEOも兼ねる椋梨敬介社長(51)は理由について「社内合意を得ず新規事業を進めた」ことを挙げ、吉村氏の独断専行に取締役会がブレーキをかけたと強調したが、真相は不透明なまま。国内有数の地銀グループに何が起きたのか。舞台裏に迫った。【植田憲尚、久野洋、高橋慶浩、釣田祐喜】

まさかの反乱

 6月25日午前11時2分、JR下関駅前に建つ山口FG本店の一室で臨時取締役会が始まった。「1号議案として、吉村代表取締役会長兼CEOの選定、ならびに椋梨代表取締役社長の選定を諮ります」。冒頭に議長の吉村氏がそう発言すると、一人の取締役が手を挙げて吉村氏と椋梨氏の選定の採決を分けるように提案した。これを受け、吉村氏はまず自らの選定について「賛成の方は挙手をお願いします」と呼びかけた。

 オンラインも含めて出席した取締役10人のうち挙手が確認できたのは…

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