特集

熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生しました。26人が犠牲、1人が行方不明に。

特集一覧

「母を助けられなかった」 熱海土石流 82歳女性死亡 嘆く長男

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
土石流によって孤立した建物から救出される女性(右上)=静岡県熱海市伊豆山で2021年7月4日午後2時15分、幾島健太郎撮影
土石流によって孤立した建物から救出される女性(右上)=静岡県熱海市伊豆山で2021年7月4日午後2時15分、幾島健太郎撮影

 「母はいつも優しく、ユーモアにあふれた人でした」。静岡県熱海市を襲った土石流災害で、伊豆山(いずさん)地区に住む鈴木チヨセさん(82)の死亡が4日、確認された。ともに暮らしていた長男、仁史さん(56)と次男、英治さん(50)は激しい土石流から母を助けられなかったことを悔やみ「たくさんある思い出を思い返すと、気持ちが崩れそう」と嘆いた。

 最初の土石流があった3日午前、英治さんは神奈川県に出張中で、高台の自宅には仁史さんとチヨセさんがいた。午前10時半ごろ、「地鳴りのようにすさまじく大きな音が外で鳴り響いた」。直後に停電したため、仁史さんが状況を確認するために数メートルほど離れた通りに出ると、大量の土砂が海側に向かって流れ落ちていく様子を目の当たりにした。自宅前の道路も瞬く間に泥に覆われ、深さは20センチ近くになった。

この記事は有料記事です。

残り631文字(全文994文字)

【熱海土石流】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集