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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生しました。26人が犠牲、1人が行方不明に。

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熱海土石流 高速「泥流型」数分で街のむ 上流部の開発が関係か

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警察犬とともに安否不明者の捜索をする警察官=静岡県熱海市で2021年7月4日午前11時14分、幾島健太郎撮影
警察犬とともに安否不明者の捜索をする警察官=静岡県熱海市で2021年7月4日午前11時14分、幾島健太郎撮影

 静岡県熱海市で3日に起きた大規模な土石流災害は、一夜が明け、その爪痕から破壊力の大きさが浮かび上がった。崩落現場近くで行われていた開発による盛り土が、被害を拡大していた疑いも浮上した。

 「真っ黒な濁流が『ドドドド』という音を立てて流れてきて、あっという間に家をのみ込んでいった」。自宅から土石流を目撃した男性(70)は振り返る。「伊豆山に50年住んでいるが、こんなことは初めて。またいつ来るか分からず、不安で夜も寝られない」

 県は4日、土石流の起点を熱海市伊豆山地区の逢初(あいぞめ)川の河口から上流約2キロ(市街地から上流約1キロ)の地点と発表した。県と市によると、被害棟数約130棟。土石流の最大幅は約120メートル、面積は約12万平方メートルに及ぶという。

 雨水と土砂が一体となって流れる土石流は「泥流型」と石を多く含む「砂礫(されき)型」があり、岩手大の井良沢道也教授(砂防学)は熱海市の土石流は「泥流型」だったと…

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【熱海土石流】

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