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困窮家庭、地域で支えたい 子ども食堂に食材配達 おおさかパルコープ、余剰分を無償で /大阪

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おおさかパルコープの浅田伸一さん(左)が配達した食品を整理する「にしなり☆こども食堂」の川辺康子さん=大阪市西成区で2021年6月14日午後4時20分、柳楽未来撮影
おおさかパルコープの浅田伸一さん(左)が配達した食品を整理する「にしなり☆こども食堂」の川辺康子さん=大阪市西成区で2021年6月14日午後4時20分、柳楽未来撮影

 生活協同組合「おおさかパルコープ」(大阪市)が、宅配事業などで余った食材を約65カ所の「子ども食堂」に無料で配達するという、全国的に珍しい取り組みを進めている。記者は配達トラックの助手席に同乗し、半日かけて子ども食堂を巡った。垣間見えたのは、子ども食堂が持つ多様な役割だった。【柳楽未来】

 地域の子どもらに無料や格安で食事を提供する子ども食堂は、貧困対策や地域コミュニティーの場として注目が集まっており、府の調査によると、2019年時点で府内に約410カ所ある。多くは地域住民らで運営されており、食材を安定して調達することが課題の一つだ。

 「宅配の経験を生かして子ども食堂を支援したい」。パルコープ理事の松岡賢司さん(60)は17年、注文のキャンセルなどで余った食材を、子ども食堂に届ける活動を始めた。当初は5カ所に配達したが口コミで評判となり、約65カ所にまで拡大。食堂の規模や開催間隔に合わせ、常温品や冷凍食品だけでなく、賞味期限が短い牛乳、卵や野菜なども配達する。

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