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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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アユ釣り、11年ぶり解禁 原発事故後、避難指示地域で初 福島

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11年ぶりに解禁となった木戸川のアユ釣りを楽しむ人々=福島県楢葉町前原で、寺町六花撮影
11年ぶりに解禁となった木戸川のアユ釣りを楽しむ人々=福島県楢葉町前原で、寺町六花撮影

 東京電力福島第1原発事故の避難指示が2015年9月に解除された福島県楢葉町の木戸川で4日、アユ釣りが11年ぶりに解禁された。原発事故で避難指示が出された地域で、川での釣りや漁が解禁されるのは初めて。

 多くの天然アユが遡上(そじょう)する木戸川は原発事故前、県内外の釣り人でにぎわっていた。木戸川漁協では13年からアユの放射性物質の測定を開始。当初は国の基準値を超える放射性セシウムの検出もあったが、数年前からはごくわずかな検出や検出限界値未満が続いていた。昨年からは約2万匹の稚アユ放流を再開。県が今年5月から計20回実施した検査でも安全性が確認され、解禁が決まった。

 この日は雨の中、早朝から多くの人々が訪れた。原発事故で富岡町から茨城県に避難した会社員の吉田正弘さん(43)は「地元での解禁はうれしい。木戸川は水がきれいでアユがおいしいので、唐揚げにしたい。夏の楽しみが戻ってきた」と笑顔で話し、次々とアユを釣り上げていた。

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