体験も味も新鮮?イチゴ狩りをリモートで 徳島と大阪でつなぎ

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遠隔で指示されたイチゴを収穫するイチゴ農家の上田岳志さん=東みよし町の水の丸地区で、2021年6月26日午前11時59分、三野雅弘撮影 拡大
遠隔で指示されたイチゴを収穫するイチゴ農家の上田岳志さん=東みよし町の水の丸地区で、2021年6月26日午前11時59分、三野雅弘撮影

 徳島県東みよし町水の丸地区の標高約1000メートルにあるイチゴハウスと、大阪・ミナミの商業施設「なんばスカイオ」をリモートでつないだ「バーチャルイチゴ狩り」が6月下旬にあった。新型コロナウイルス感染の影響でイベント実施や府県境移動が難しくなっているなか、ITを活用して都会で自然体験をしてもらおうという試みで、家族連れら8組18人が参加して楽しいひとときを過ごした。

 地元の自然や産品をPRしたい町が、リモート体験のシステム開発を手がける凸版印刷(東京都)と共同で実施した。同社は2020年にも長野県と大阪府をつないで同様の「リンゴ狩り」を開催している。

収穫したイチゴを手に、大阪の参加者と会話するイチゴ農家の上田岳志さん(右)と東みよし町職員の久保華奈子さん(中央)=東みよし町の水の丸地区で、2021年6月26日午後0時10分、三野雅弘撮影 拡大
収穫したイチゴを手に、大阪の参加者と会話するイチゴ農家の上田岳志さん(右)と東みよし町職員の久保華奈子さん(中央)=東みよし町の水の丸地区で、2021年6月26日午後0時10分、三野雅弘撮影

 今回は、東みよし町水の丸地区でイチゴを栽培している「うえだ農園」経営、上田岳志さん(51)が協力。上田さんが装着したサングラス「スマートグラス」からイチゴハウスの映像が送信され、大阪にいる参加者はタブレット端末で見ながら、おいしそうなイチゴを選んでいた。上田さんが収穫したイチゴは参加者宛てに即日発送された。

 イベント中、この地域で採れる品種「サマーアミーゴ」についての上田さんの解説や、町職員による町の魅力紹介もあった。イチゴ狩りに参加した大阪府岬町の四宮司さん(58)、紀子さん(56)の夫妻は「リモートでのイチゴ狩りは初めてで、新鮮でした。意外と臨場感もあった」とうれしそう。上田さんも「このシステムは遠隔での農業指導にも生かせる」と話していた。【三野雅弘】

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