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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生。災害関連死を含む27人が犠牲、1人が行方不明に。

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熱海土石流 「段差」で跳ねて被害拡大か 識者が上空から分析

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大規模な土石流が発生し、不明者の捜索が続けられる現場=静岡県熱海市伊豆山で2021年7月5日午前11時51分、共同通信社ヘリから
大規模な土石流が発生し、不明者の捜索が続けられる現場=静岡県熱海市伊豆山で2021年7月5日午前11時51分、共同通信社ヘリから

 大規模土石流に見舞われた静岡県熱海市。鈴木毅彦東京都立大教授(地形学)が5日、共同通信社ヘリコプターで上空から被災地を調査し「土石流は尾根ではなく谷の部分で発生した後、その下の住宅地付近で人工物ともみられる段差で跳ねて勢いを増し、被害を拡大させたとみられる」との推定をまとめた。盛り土の崩壊を防ぐ排水施設の有無や、流出する土砂を食い止める砂防ダムが機能したかなど、今後の検証ポイントも挙げた。

 3日に土石流が発生した逢初(あいぞめ)川。低空を避けて飛ぶヘリに同乗する記者の眼下に、黒く細長く続く土砂や押し流された家々が広がっていた。

 川の流れる谷は、とりわけ大きな被害が生じた伊豆山神社付近で終わり、住宅地の広がる斜面につながる。樹木が倒されてむき出しとなった地盤に、高さ1~2メートルの段差が複数あるのが見えた。

 段差について、鈴木教授は…

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【熱海土石流】

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