顔や骨格なんでも診断 Z世代が追求する「自分らしさ」

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顔タイプ診断では顔のあらゆる部位の長さやバランス、立体感などを測定し、8タイプに分ける=日本顔タイプ診断協会提供
顔タイプ診断では顔のあらゆる部位の長さやバランス、立体感などを測定し、8タイプに分ける=日本顔タイプ診断協会提供

 憧れのブランド服や好きなモデルが薦める服を着てみたけれど、自分に全然似合わない――。こんな苦い経験をしたことがある人は記者(28)も含め少なくないはず。そこで、近年はその人の身体的な特徴から似合うファッションを提案する「診断」サービスが次々と登場し、若者を中心に人気を集めているという。便利さの一方で、診断結果が「マウント」の材料にされ、「診断に縛られて好きなものが選べない」という声も聞こえてくる。どうやら最近は、自分が好きなものをまとえば良いというわけでもないらしい。「自分らしさ」の最前線を探った。

 「このブラウスは『顔タイプキュート』さんにぴったりだと思います」「『骨格ストレート』の方におすすめのワンピースです」。写真共有アプリ「インスタグラム」のライブ機能を使って、アパレル企業が配信する新作商品の紹介では、こんな言葉が飛び交う。

あなたは何タイプ?

 個人の身体的特徴をタイプ分けする診断サービスが日本で流行し始めたのは2017年ごろ。髪や肌、瞳の色からその人に似合う色を分析する「パーソナルカラー診断」が火付け役だ。

 診断は、その人を「春夏秋冬」の4タイプに大別して、色相・明度・彩度(鮮やかさ)・清濁を軸に、その人に似合いそうな複数の色を提案する。「夏タイプ」なら、キーワードは「さわやか」。暖色よりは、寒色系統の鮮やかな色の方が似合うといった具合だ。

 こうした診断は、今や若者のファッション選びの基準になりつつある。若者向けサービス企画のネオレア(東京都渋谷区)による「女子学生が選ぶ2021年トレンド予測」には「骨格診断/顔タイプ診断」がランクインし…

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