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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生しました。26人が犠牲、1人が行方不明に。

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熱海土石流、盛り土が地下水せき止めか 水圧上昇で発生の可能性

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静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流の起点=3日(同県提供)
静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流の起点=3日(同県提供)

 静岡県熱海市で3日に起きた土石流について、専門家は起点になった熱海市伊豆山地区の逢初(あいぞめ)川の河口から上流約2キロの地点の盛り土により、地下水の流れがダムのようにせき止められ、水がたまって水圧が上がったことで引き起こされた可能性を指摘した。地下水の量は、長時間にわたる雨のため増えていた。

 土石流では、川の最上流部の10万立方メートルとみられる大量の土砂が崩れた。起点周辺の盛り土の量は、推定で約5万4000立方メートルに上る。崩れた斜面から地下水が流れ出る様子が、静岡県が撮影した映像などから確認されている。

 東京電機大学の安田進名誉教授(地盤工学)によると、雨水は地表を流れるだけでなく、地中にしみ込み地下水として下流に下る。今回、盛り土の下に地下水がたまったことで、水圧で盛り土表面までパイプ状の水の通り道が生じ、それがどんどん大きくなって崩落を引き起こしたか、地下水による浮力が盛り土に働いて滑り落ちたとみている。「(起点は)山の中腹にあり、盛り土が山頂などから流れてきた地下水をせき止めていた」と指摘…

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【熱海土石流】

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