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熱血!与良政談

長年、政治の裏側を取材してきた与良正男専門編集委員が、永田町に鋭く斬り込みます。

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「小池にやられた」は本当か=与良正男

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 「小池(百合子・東京都知事)にしてやられた」――。言い訳なのか、愚痴なのか。自民党からこんな声が漏れているという。

 もちろん、東京都議選の話。自民党は前回選挙から復調はしたものの、公明党と合わせて獲得議席は過半数に届かなかった。低投票率で、組織力がある自民、公明両党に有利なはずなのに、この結果では敗北感が漂うのは当然だ。

 一方、小池氏が特別顧問を務める「都民ファーストの会」は何とか踏みとどまった印象だ。

 当初、選挙戦で表に出ない姿勢を見せていた小池氏は一時、過労を理由に入院。ところが退院後、選挙戦最終日になって突如、都民フの候補者事務所を相次いで訪問する行動に出た。「小池にやられた」とは、これを指す。

 入院への同情論もあったろう。最終盤の予想外の行動が大きく報じられ、改めて小池氏に世間の関心が集まったのも確かだ。

 ただしマスコミも含めて、「小池劇場」をそんなに過大評価しない方がいい。

 例えば入院に関しては、麻生太郎副総理兼財務相が「自分でまいた種」等々と無神経な発言をしたことで、小池氏への同情論が増した面もあった。過大評価はかえって本質を見失わせることになる。

 自民党が伸び悩んだ理由は…

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