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奮闘続ける看護師たち 東京・台東の永寿総合病院はいま

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ナースステーションで打ち合わせをする看護師の(左から)松尾晴美さん、武田聡子さん、高野ひろみさんら=東京都台東区の永寿総合病院で2021年6月3日、竹内紀臣撮影
ナースステーションで打ち合わせをする看護師の(左から)松尾晴美さん、武田聡子さん、高野ひろみさんら=東京都台東区の永寿総合病院で2021年6月3日、竹内紀臣撮影

 東京の下町・台東区にある永寿総合病院で新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)が発生し、連日ニュースで報道されたのは2020年春のことだ。患者や職員ら200人以上が感染し、患者43人が亡くなった。あれから1年余。最前線に立った看護師たちは今もさまざまな困難と向き合い、奮闘を続けていた。

偏見に負けず、応援メッセージに涙も

 JR上野駅にほど近い同病院で、看護部副部長の高野ひろみさん(53)と武田聡子さん(46)、看護科長の松尾晴美さん(52)が取材に応じてくれた。当時、高野さんと武田さんは感染者が出た病棟で看護を指揮し、松尾さんは各病棟で感染対策の指導などに当たった。

 3人は21年4月、当時の病院の状況や対応についてまとめた著書「新型コロナウイルス感染症アウトブレイクの記録」(医学書院)を出版した。「全国の看護師が安心して働くためにできることはないか」と考え、他の病院の参考になればという強い思いからだ。アウトブレイクとは、感染症などの突発的な発生を意味する。

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