「皇族数の確保」を優先 継承策踏み込まず 政府有識者会議

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首相官邸=本社ヘリから
首相官邸=本社ヘリから

 安定的な皇位継承策を議論する政府の有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は9日、首相官邸で第9回会合を開いた。女性皇族が婚姻後も皇室に残る案と、皇族の養子縁組を可能にし旧宮家の男系男子を皇籍復帰させる案の2案に絞り、課題を整理して次回会合で方向性をまとめることを確認した。国会決議で求められた「皇位継承策」と切り離し、あくまで「皇族数の確保策」の検討を急ぐ。皇室制度を巡る本格議論に踏み込まない「当座しのぎ」の様相が鮮明になった。

 有識者会議は4月以降、計5回のヒアリングを実施。皇室や法律の専門家、小説家ら計21人を招き、天皇の役割など10項目について見解を尋ねた。その結果を踏まえ、会議では、現在の皇位継承順位を変えず、皇族数を確保するための2案を中心に議論を進めることを決定。清家座長は9日の記者会見で、秋篠宮さまの長男悠仁さま以降の皇位継承策について「次のステップ。この会議で考えることではない」と明言した。

 ただ、2案ともヒアリングでは賛否が分かれた。取りまとめは難航しそうだ。

 女性皇族が婚姻後も皇室に残る案について、…

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