西日本豪雨級の雨、温暖化で発生頻度3倍に さらに気温上昇では…
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毎年のように各地で発生する豪雨災害。今年も記録的な大雨に伴って、静岡県熱海市で土石流が起きるなど、深刻な被害をもたらしている。豪雨増加の原因として指摘されるのが地球温暖化だ。温暖化はどの程度近年の災害に影響をもたらしているのか。このまま気温上昇に歯止めがかからなければ、この先いったいどんな事態が予測されるのだろうか。【信田真由美、三股智子】
発生から3年となった2018年7月の西日本豪雨は、近畿、四国などの123地点で72時間の積算雨量が観測史上1位を更新し、広い地域で甚大な被害を引き起こした。気象庁は翌8月、個別の豪雨として初めて、温暖化が一因との見解を公表した。
温暖化が進んでいなくても大雨が降ることはあった。西日本豪雨に温暖化はどの程度影響していたのか。
近年、個別の異常気象にどの程度温暖化が影響していたかを調べる「イベント・アトリビューション(気象事象の要因分析、EA)」という手法の研究が進む。
気象庁気象研究所(茨城県つくば市)はこの手法で西日本豪雨を分析。温暖化が進む現在の地球と、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス濃度が1850年から増加せず温暖化していないと仮定した地球それぞれでの雨の降り方を、スーパーコンピューターで計算し比較した。
その結果、瀬戸内地域では西日本豪雨並みの大雨は、温暖化が進んでいなければ約68年に1度しか起きないが、温暖化が進む現在は約21年に1度と、発生頻度が約3・3倍になっていることが分かった。
17年の九州北部豪雨でも同様の分析をしたところ…
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