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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

人知れず建つ碑や地名などをよすがに、今につながる大阪の知られざる歴史を掘り起こします。

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/557 浪花百景の謎を解く/1 /大阪

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玉江橋の正面に四天王寺の五重塔が見える「玉江橋景」。渡っているのは新政府が設立した浪花隊(大阪市立中央図書館所蔵)
玉江橋の正面に四天王寺の五重塔が見える「玉江橋景」。渡っているのは新政府が設立した浪花隊(大阪市立中央図書館所蔵)

細部を吟味、制作期探求

 梅雨時ということもあって、筆者の足元がおぼつかないので、東高野街道を歩くのは小休止し、「浪花百景」にまつわる話を紹介したい。「浪花百景」は幕末の大坂の名所を描いた浮世絵で、この連載でも折に触れて紹介してきたが、そこにはいくつもの謎や仕掛けがあるのだという。府立大学大阪検定客員研究員を務めた湯川敏男さん=大阪市福島区=が、ダ・ヴィンチの絵に隠された暗号を解いていく映画「ダ・ヴィンチ・コード」をもじって「ヒャッケイ・コード」と名付け、謎解きに取り組んでいる。

 湯川さんは今年初め、府立中之島図書館で3回にわたって「3つの目で見た『浪花百景』」と題して、研究成果を講演した。そんな研究のさわりを説明してもらった。

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