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ハンガリーが反LGBT法施行 EU「恥ずべきもの」制裁示唆

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性的少数者への差別的な法律に抗議するため、ハンガリー議会前でレインボーカラーの風船を掲げる活動家ら=ブダペストで2021年7月8日、AP
性的少数者への差別的な法律に抗議するため、ハンガリー議会前でレインボーカラーの風船を掲げる活動家ら=ブダペストで2021年7月8日、AP

 ハンガリーが7月にLGBTなど性的少数者に対する差別的な法律を施行し、人権の尊重を基本理念とする欧州連合(EU)との対立を深めている。EUのフォンデアライエン欧州委員長はハンガリーの新法を「恥ずべきものだ」と批判し、制裁に向けた法的措置を示唆。欧州議会は新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の立て直しを図る「復興基金」のハンガリーへの提供を見送るべきだとする決議を採択した。

 ハンガリー議会は6月、18歳未満向けの教材や広告、映画などで同性愛の描写などを禁じる法案を可決。新法は7月8日に施行された。法案は当初、小児性愛者への取り締まりを厳しくする内容だったが、オルバン首相率いる右派与党が反LGBT色の強いものに修正し成立させた。

 EUの価値観と相いれない「反LGBT法」に対し、西欧を中心に多くのEU加盟国からは非難が噴出している。欧州メディアによると、6月24日のEU首脳会議ではオランダのルッテ首相がオルバン氏に対し、「欧州の価値観を気に入らなければEUを去るべきだ」と発言した。

 フォンデアライエン氏は7月7日、欧州議会でハンガリーの新法について「子供を守ることを建前にした差別だ」と批判。さらに加盟国に人権尊重などを求めるEUの基本条約に反する恐れがあるとして、欧州司法裁判所への提訴など制裁措置につながる法的措置も辞さない構えを示した。

コロナ復興基金先延ば…

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