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熱海土石流

2021年7月2~3日、東海や関東甲信越地方で激しい雨が降りました。静岡県熱海市では土石流が発生、捜索が続いています。

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熱海土石流から1週間 強い日差し、捜索続く 汗拭い泥かき出し

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大量の泥が積もった土石流災害現場で捜索を続ける自衛隊員ら=静岡県熱海市伊豆山で2021年7月10日午前7時8分、吉田航太撮影
大量の泥が積もった土石流災害現場で捜索を続ける自衛隊員ら=静岡県熱海市伊豆山で2021年7月10日午前7時8分、吉田航太撮影

 静岡県熱海市伊豆山(いずさん)地区の土石流災害は10日で発生から1週間を迎えた。土砂が流れ込み、泥をかぶったままの現場では、この日も早朝から警察や消防、自衛隊が救助・捜索活動にあたっている。警察官らは流れる汗を拭いながら、泥をかき出す作業に精を出した。

 現場では午前6時ごろから、警察官や自衛隊員、民間業者らがそれぞれの作業を始めた。国道135号の逢初(あいぞめ)橋は、道路の土砂がほぼ撤去され、壊れた赤い橋の欄干が露出している。川には泥をふくんだ茶色の水が流れる。橋のたもとでは、壊れた家屋が重機で解体され、ひしゃげた白いトラックがつり上げられた。堆積(たいせき)していた土砂が除去されるにつれ、白い乗用車らしきものが姿を現す。

 住宅街では、道路は土砂に埋もれ、残された多くの建物にも土砂が流れ込んだままの状態だ。警察官らはスコップで泥をかき出し、バケツで運び出す。

 土石流災害は3日午前10時半ごろに発生。これまでは悪天候などで度々作業が中断されていた。だが、この日は朝から晴れ間が広がり、日差しも強い。現場では腕まくりをして、ペットボトルで水分を補給するなどしながら黙々と作業にあたる人の姿がみられた。

 ホテルで避難生活を送る小磯正徳さん(79)は「不安で眠れない」と話した。安否不明者は9日夜時点で20人。同僚だった男性も含まれるといい「早く見つかってほしい」と願った。

【渡辺薫、五十嵐朋子、鈴木拓也】

【熱海土石流】

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