障害者の社会参加へ「補助犬」認定頭数増やそう オンラインで研究会

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補助犬の実働頭数などの調査結果を発表する介助犬使用者の木村佳友さん 拡大
補助犬の実働頭数などの調査結果を発表する介助犬使用者の木村佳友さん

 障害者の社会参加を助ける補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)について専門家らが研究成果を発表する「兵庫補助犬研究会」が10日、オンラインで開催された。補助犬使用者や研究者、学生ら約130人が視聴し、国内外の補助犬の現状や課題について力の入った発表に耳を傾けた。

 研究発表会は2009年から毎年開かれてきたが、20年は新型コロナウイルス感染拡大で中止となり、今回が2年ぶり12回目。

 発表では、日本介助犬使用者の会会長の木村佳友さんが03~21年の介助犬頭数の推移を調べ、18年度から実働頭数が減っている背景を解説。補助犬を連れた入店を断られる「同伴拒否」をなくす啓発活動などを通じて、認定頭数を増やしていく必要を訴えた。

 帝京科学大の山本真理子講師は、主に英米の補助犬を巡る研究の現状を講演した。発達障害や精神疾患など、さまざまな障害のある人の生活をサポートする犬の存在が日本よりも広く社会で認められている一方、訓練を受けた補助犬の必要性についての認識も高まっていると指摘した。【稲田佳代】

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