水中考古学、研究者増を願い 山舩晃太郎さん随筆集

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山舩晃太郎さん=東京都新宿区で2021年6月24日午後6時17分、関雄輔撮影
山舩晃太郎さん=東京都新宿区で2021年6月24日午後6時17分、関雄輔撮影

 ユネスコによれば、世界の海には300万隻以上の沈没船が眠っているという。こうした水中文化遺産を扱う「水中考古学」は近年世界的に注目されているが、国内の研究者の数はまだ多くない。15日に初のエッセー集『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』(新潮社)を刊行する水中考古学者、山舩(やまふね)晃太郎さんは「本を読んで、水中考古学を志す人が増えてくれたらうれしい」と期待を込める。

 水中考古学は約60年前に確立された、比較的新しい学問だ。水の中は陸上より酸素が少なく、遺跡の保存状態が良いことが多い。「たとえば海沿いのコンビニが地震で海に沈み、砂がかぶさると、無酸素状態で有機物が何百年、何千年と残ります。遠い未来に私たちの子孫がそれを見つけたら、食べ物やファッションの流行など、さまざまなことが分かります。それが水中考古学の面白さです」

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