「悪魔の詩」翻訳者殺害から30年 多才ぶり、今も輝き失わず

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五十嵐一さんの著書「イスラーム・ラディカリズム」を手に思い出を語る妻雅子さん=東京都大田区で2021年7月7日午後2時1分、青島顕撮影
五十嵐一さんの著書「イスラーム・ラディカリズム」を手に思い出を語る妻雅子さん=東京都大田区で2021年7月7日午後2時1分、青島顕撮影

 「イスラム教を冒とくしている」として問題になった英国の小説「悪魔の詩」の翻訳者で、筑波大助教授だった五十嵐一(ひとし)さん(当時44歳)が学内で殺害されているのが見つかって12日で30年を迎えた。遺族や親しい人たちは20カ国語以上を操った五十嵐さんの多才ぶりをあらためてたたえるとともに、未解決のままの事件の真相解明を求めている。

 1991年7月12日朝、茨城県つくば市の同大人文・社会学系A棟7階エレベーターホールで五十嵐さんが遺体で見つかった。首などを鋭利な刃物で切られていた。7階には五十嵐さんの研究室があった。現場付近には…

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