長崎で国内最大級の「鳥脚類」化石 全長9メートルの草食恐竜

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発掘された「ハドロサウルス上科」恐竜の想像図=長崎市教育委員会、福井県立恐竜博物館提供
発掘された「ハドロサウルス上科」恐竜の想像図=長崎市教育委員会、福井県立恐竜博物館提供

 福井県立恐竜博物館と長崎市は12日、同市の白亜紀後期(約8100万年前)の地層から発掘された化石(長さ90センチ、幅20センチ)が草食恐竜の肩の骨と判明したと発表した。全長は推定約9メートルで、草食恐竜の仲間「鳥脚類」では国内で見つかった個体で最大級という。

 同博物館などによると、化石は2016年、長崎市南部・長崎半島の西海岸にある地層「三ツ瀬層」から発見された。左側の肩甲骨で、骨のくびれや幅の広さなどの特徴から、鳥脚類のうち二足歩行と四足歩行を併用していた「ハドロサウルス上科」という種類とみられる。

 イグアノドンなどで知られる鳥脚類は世界中で繁栄した草食恐竜。中国などでは全長15メートル級の個体もあるが、国内で正確に大きさが分かっているものでは北海道で全身骨格が見つかった「カムイサウルス」の全長約8メートルが最大だった。今回判明した化石について現段階で詳しい種は分からないが、同博物館は「カムイサウルスより大きな種類と考えられる」とし、新種に当たるかどうか調査を続ける。

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