ハンセン病の偏見差別、再入所者「和らいだ」4割弱止まり 民間調査

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
国立ハンセン病療養所「長島愛生園」の旧収容所=岡山県瀬戸内市で2018年12月1日、三野雅弘撮影
国立ハンセン病療養所「長島愛生園」の旧収容所=岡山県瀬戸内市で2018年12月1日、三野雅弘撮影

 1996年の「らい予防法」廃止から25年を迎えるにあたり、全国のハンセン病療養所の入所者や退所者、再入所者を対象に意識調査をしたところ、社会の差別偏見について「とても和らいだ」「少し和らいだ」と答えた人が入所者と退所者ではそれぞれ6割を超えた。一方で、一度社会復帰をしたが療養所へ戻った再入所者では4割弱にとどまった。調査した社会福祉法人ふれあい福祉協会は「社会復帰を試みたが、再入所せざるを得なかった状況は筆舌に尽くしがたい過酷なものであったに違いない」と指摘している。

 調査はハンセン病療養所の入所者、再入所者、退所者、入所経験のない回復者を対象に、昨年11~12月に無記名で実施。それぞれ166人、54人、52人、1人が回答した。家族や親族との関係の変化について、退所者は「たくさんあった」「ややあった」が計61・6%だったが、入所者は「ほとんどない」「まったくない」が計47・6%、再入所者は計53・7%と高い割合を占めた。さらに、「どちらともいえない」が入所者1…

この記事は有料記事です。

残り249文字(全文686文字)

あわせて読みたい

ニュース特集