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<死ぬまでひきこもり生活を続けなければならないのか><誰も私の名前を呼んでくれる人がいなくなる恐怖><話し相手もいない、寂しい>。一人一人のリアルな回答を、食い入るように読んだ。
ひきこもりや不登校などの経験者・当事者で作る「ひきこもりUX会議」が2019年に行った実態調査。1686人の回答結果がこのほど、「ひきこもり白書2021」として出版された。アンケート結果の分析も興味深いが、何より約46万字に上る自由記述の“生の声”に圧倒された。冒頭で引用したのは、将来不安についての自由記述だ。
白書によると、ひきこもりの人の99%が生きづらさを抱えている。原因の上位三つは「自己否定感」「こころの不調・病気・障害」「経済的不安」。9割近くが「自分のことを嫌い」と感じている。
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