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パレスチナ自治政府に対する反政府デモが長期化し、アッバス政権が苦境に陥っている。きっかけとなったのは、6月に自治政府の治安部隊が政府に批判的な人権活動家を拘束し、死亡させた事件だ。デモ参加者は「パレスチナはイスラエルに占領されたうえ、自治政府からも言論の自由を奪われている」と訴えており、自治政府を財政支援する米国なども事件の真相解明を求めている。
「(自治政府の)アッバス議長は辞任すべきだ」。パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ラマラで11日、デモに参加した市民数百人が声を張り上げた。デモは断続的に実施されている。参加者には若者も多く、高校1年のシャダン・ザイドさん(15)は「言論の自由すら守られないパレスチナに未来はない」と話した。
契機はヨルダン川西岸ヘブ…
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