海自と英空母打撃群、アデン湾で初の共同訓練 今後も戦略的に実施

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英空母「クイーン・エリザベス」(右)と航行する海上自衛隊の護衛艦「せとぎり」(手前)=アデン湾で7月11日撮影(防衛省統合幕僚監部提供) 拡大
英空母「クイーン・エリザベス」(右)と航行する海上自衛隊の護衛艦「せとぎり」(手前)=アデン湾で7月11日撮影(防衛省統合幕僚監部提供)

 海賊対処活動のため中東海域に派遣されている海上自衛隊が、英海軍の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中心とする空母打撃群(CSG21)と初の共同訓練を実施した。防衛省が13日に発表した。

 CSG21は今年5月下旬に英国を出航。2022年初頭までに地中海からインド洋、太平洋へと展開して多くの沿岸国を訪問する。米とオランダの軍艦も同行。インド太平洋地域への関与を強める英政権の安全保障戦略の象徴とされる。クイーン・エリザベスは全長約280メートル、総排水量約6万5000トンで英海軍史上最大規模。17年の就役以来初の本格的な航海という。

英補給艦「タイドスプリング」(奥)と洋上補給訓練を行う海上自衛隊の護衛艦「せとぎり」=アデン湾で7月12日撮影(防衛省統合幕僚監部提供) 拡大
英補給艦「タイドスプリング」(奥)と洋上補給訓練を行う海上自衛隊の護衛艦「せとぎり」=アデン湾で7月12日撮影(防衛省統合幕僚監部提供)

 同省統合幕僚監部によると、共同訓練は11、12両日にソマリア沖アデン湾で実施。海自護衛艦1隻とP3C哨戒機1機が、英米・オランダの計7隻と隊列を組んで航行したり、洋上補給訓練を行ったりして連携の基本を確認したという。

 岸信夫防衛相は13日の記者会見で「海賊というグローバルな安全保障上の課題に対処し、海上交通の安全を確保していくとの意志と能力を示すことができた」と強調。今後も共同訓練を戦略的に実施する考えを示した。【松浦吉剛】

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