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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生。災害関連死を含む27人が犠牲、1人が行方不明に。

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熱海土石流 雨で崩落の97%が盛り土と推定 総量7万立方メートル

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県が盛り土の連鎖崩壊を説明した図=2021年7月14日午前9時53分、山田英之撮影
県が盛り土の連鎖崩壊を説明した図=2021年7月14日午前9時53分、山田英之撮影

 静岡県熱海市伊豆山(いずさん)地区の土石流で、県は14日までに、盛り土の総量を7万4000立方メートルと推定した。うち5万4000立方メートルが今回の雨で崩落、土石流(5万5500立方メートル)の97%を占めていたとみている。その結果、崩落せずに現場に残った量を2万立方メートルと試算した。【山田英之】

 土石流の起点付近に残った盛り土が崩落した場合、捜索活動や復旧作業に影響を与えるため、県は土石流発生の仕組みを推定。数値計算による解析ではなく、現状で入手できた情報を整理し、仮説をデータで検証した。

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【熱海土石流】

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