「生きて帰って」と「弾除け神社」に奉納 出征兵士の写真返す宮司

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
出征した兵士の軍服やスーツ姿の写真=山口市の三坂神社で2020年11月13日午後3時44分、松田栄二郎撮影
出征した兵士の軍服やスーツ姿の写真=山口市の三坂神社で2020年11月13日午後3時44分、松田栄二郎撮影

 日中戦争や太平洋戦争中に「弾除(よ)け神社」として知られ、出征した兵士の家族が無事を祈願するために兵士の写真を奉納した神社が山口市にある。当時、国内外から寄せられた写真は2万枚を超え、返還を続けてきたが、今なお1万4000枚以上が残る。返還先の家族捜しは難航しているが、90歳を超える宮司はあきらめていない。「写真を返すまで私の『戦後』は終わらない」

 同市徳地岸見にある三坂神社の神殿に入ると、左隅に兵士の写真を保管するケースが7箱積み上げられていた。写真は大小さまざまで、出身地ごとに茶封筒に入れて大切に保管されている。写真の人物は軍服姿が多いが、着物やスーツ、学生服姿もいる。

この記事は有料記事です。

残り1411文字(全文1702文字)

あわせて読みたい

注目の特集