連載

障害と芸術~言葉を超えて

毎日新聞デジタルの「障害と芸術~言葉を超えて」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

障害と芸術~言葉を超えて

/6止 ありのままで 救いとなる場所の伴走者 /島根

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
アトリエ・スノイロでは、ダウン症の人以外の「コドモクラス」もあり、未就学の子どもたちが思い思いに色塗りやシール貼りを楽しんでいる=島根県浜田市で、萱原健一撮影
アトリエ・スノイロでは、ダウン症の人以外の「コドモクラス」もあり、未就学の子どもたちが思い思いに色塗りやシール貼りを楽しんでいる=島根県浜田市で、萱原健一撮影

 「一人一人がありのままでいられて、私と一緒にいることがうれしいと思ってもらえるところを目指したい」。浜田市内田町で、ダウン症の人たちのための「アトリエ・スノイロ」を開く栗山千尋さん(38)は語る。アトリエのある自宅には、芸術や福祉など専門分野の書籍のほか、絵本や写真集、小説、エッセーなどが多数ある。読書家で勉強家だと分かるが、座学だけでは得られない信念のようなものを感じた。

 栗山さんは福岡県八女市出身。中学生の頃から文章を書いたり、写真を撮ったりして、自分の内面を見つめる性格だった。家庭環境には恵まれていたが、「画一的な教育から抜け出したい」という気持ちが芽生え、高校は進学校ではなく、定時制の博多青松高(福岡市)を選んだ。制服も校則もなく、障害のある人が親と一緒に授業を受け、ずっと年長の同級生もいた。「初めて多様性というものを知った」。ゆとりのある時間を生かして美術…

この記事は有料記事です。

残り745文字(全文1134文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集