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河野氏「ワクチン交渉に日本の手続き煩雑」 調達遅れ要因と懸念

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記者会見する河野太郎行政改革担当相=東京都千代田区で2021年6月30日午後7時23分、小出洋平撮影 拡大
記者会見する河野太郎行政改革担当相=東京都千代田区で2021年6月30日午後7時23分、小出洋平撮影

 河野太郎行政改革担当相は15日、東京都内で講演し、米モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンの供給スケジュールを巡る交渉で、日本独自の保存期間や書類作成手続きが煩雑だとして同社から「なんとか世界標準に合わせてほしい、と言われている」と明かした。そのうえで、厚生労働省に保存期間や輸入の際の事務手続きの見直しなどを求めていると述べた。

 政府は当初計画で、6月末までにモデルナ製4000万回分を調達する予定だったが実際には1370万回分に減少した。河野氏はこれまで「世界的需要の増加」を理由に挙げていた。

 この日の講演では、モデルナ側から「世界各国は7カ月の保存期間だが日本だけ6カ月。他国に要求されない日本向けの試験も求められている」と不満を伝えられていると説明。ラベルが異なるため、他国向けに用意したワクチンの余剰分を日本に回すことも難しい状況だと指摘し、日本独自の基準や手続きが調達遅れの要因になりかねないとの懸念を示した。

 河野氏は「一事が万事、有事の対応になっていない。コロナ禍が落ち着いたら、非常時と平時とで政府の権限を切り分けることも考えないといけない」と語った。政府はモデルナ製ワクチンを9月末までに5000万回分輸入する契約を同社と結んでおり、具体的な供給スケジュールについて交渉を続けている。【堀和彦】

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