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原発ニュースウォッチ

福島第1原発事故から10年。国内で初めての40年超原発の再稼働など新たな局面を迎える原発のさまざまな問題をリポートします。

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「原発リプレース推進」は政府の次期基本計画に盛り込まれるのか

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廃炉になった美浜原発1号機(左)と2号機。周辺で後継機の用地についての調査が行われたことがあった=福井県美浜町丹生で2021年6月23日午後2時7分、大島秀利撮影
廃炉になった美浜原発1号機(左)と2号機。周辺で後継機の用地についての調査が行われたことがあった=福井県美浜町丹生で2021年6月23日午後2時7分、大島秀利撮影

 政府が今夏にも策定する次期エネルギー基本計画では、原発のリプレース(建て替え)の推進を盛り込むかどうかに注目が集まっている。将来も原子力に頼り続けるのか、脱原発依存の道を進むのか、その真意が表れるからだ。そもそもリプレースとは何か。この言葉をキーワードに、現在の原発建設をめぐる情勢を取材した。

別の場所で新設もリプレース?

 リプレースは廃炉にした原発のあった場所に建て替えることを連想させる。しかし、原発敷地内の別の場所かその周辺に新設する意味でも使われることが多かった。そのはしりと言えるのが、中部電力が2008年、浜岡原発1、2号機を廃止し、代わりに同6号機を敷地内の別の場所に新設するという「リプレース計画」の方針決定だった。

 県内では関西電力が10年、国内最古の加圧水型炉である美浜原発1号機の代わりとなる原発を敷地内かその周辺に建てる検討を始め、実際に現地調査も開始し、これをリプレースと呼んでいる。また、日本原子力発電は敦賀原発1、2号機から離れた敷地での敦賀原発3、4号機増設を目指しており、敦賀市の渕上隆信市長はこれを念頭に次期エネルギー計画へ「リプレース」の盛り込みを要望している。

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