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五輪開幕あと1週間 実効性欠く「安全・安心」 「祝祭」ほど遠く

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東京オリンピックに向けて1日に来日したギリシャのボート選手団。選手団の来日はピークを迎えている=羽田空港で2021年7月1日、佐々木順一撮影
東京オリンピックに向けて1日に来日したギリシャのボート選手団。選手団の来日はピークを迎えている=羽田空港で2021年7月1日、佐々木順一撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大が首都圏で加速するなか、東京オリンピックは16日、開幕まで1週間となった。国際オリンピック委員会(IOC)や政府などが掲げる「安全・安心」は実効性を欠き、祝祭の雰囲気とはほど遠い状況にある。

「バブルの穴」次々と

 「我々は日本国民にリスクを持ち込まない。プレーブック(規則集)は非常に厳しく、うまく作動している」。IOCのトーマス・バッハ会長は14日、首相官邸で菅義偉首相に面会後、報道陣に誇らしげに語った。しかし、最初の質問で「プレーブックは守られていない。約束違反ではないか」と指摘されると表情がこわばった。「違反の報告は私には届いていない」と述べ、足早に姿を消した。

 新型コロナウイルスの感染対策の要とされるのが、IOCと大会組織委員会が選手らの行動管理をまとめたプレーブックだ。選手の移動は競技・練習会場と選手村など宿泊施設の往復に限られ、公共交通機関は原則、利用できない。五輪でも他の国際大会と同様、外部との接触を遮断する「バブル方式」を採用。毎日の検査と行動範囲の制限を受けることで14日間の隔離が事実上免除される。到着初日から練習することも可能だ。

 プレーブックなどを根拠に、菅首相は「選手、関係者は一般国民と交わらない」と強調してきた。…

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